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福助気ままに語る2009年12月28日

 皆様のご声援・応援のおかげさまで、師走のさよなら公演が大入り札止めの盛況のうちに無事に千秋楽を向かえることができました。
この公演はもとより、この一年、つつがなく勤められましたのも、皆様の応援のおかげと心から感謝申し上げます。

 師走は、古典歌舞伎の「野崎村」他に宮藤官九郎さんの「大江戸りびんぐでっど」、野田秀樹さんの「鼠小僧」の再演と本当に楽しい1ヶ月でした。

 クドカンさんと野田さんの演出ということもあって、前にもお知らせしたとおり、11月中は芝居前と終演後に有明の倉庫で、それも極寒、超乾燥の劣悪な環境での稽古。歌舞伎座での稽古に入ってからも3日続けて午前様稽古とボロボロの体調でむかえた初日でしたが、お客様の声援に後押しされてはじけっぱなしで勤めました。

 野田さんのお芝居は今回で四回目なので、なんとなくお客様の反応を察することができましたが、問題はクドカンさんの「りびんぐでっど」。正直、第一稿を読んだ時は「ゾンビなんていいの?」「カメレオンにイルカ?」「新島にお住まいの方や、クサヤ屋さんに叱られないの?」なんて疑問が山程、頭を駆け巡りました。

 でも、我々は「歌舞伎者」。辞書で調べると「異様な様の人」などと記されているのです。「自分一人の寄り合いで」…あれっ?どこかで聞いたセリフ…納得して稽古にのぞみました。

 宮藤官九郎さん、39歳。シャイですぐに謝る方ですがアイデアの宝庫、すごい才能です。
謝りながらグイグイ役者を引っ張っていく感じ。稽古しているうちに役者にもアイデアがわいて…

 そこで忘れてはいけないのが歌舞伎一というか、芸能界一ゾンビ好きの亀蔵さんです。次々、アイデアを出して稽古場は笑いの渦でした。が、はたして歌舞伎座のお客様が受け入れてくださるのか?久しぶりに初日の出の前に震えて心臓バクバクでした。
確かに賛否両論あると思いますが、否の方もクドカンさんの二作目、三作目にぜひ注目していただきたいです。

 「鼠小僧」の野田さんはねちっこすぎる。毎日舞台見て、次の日各楽屋を訪ねて、所作・セリフの誤りはもちろん間・テンション・位置まで事細かにダメ出しが…。稽古最終日なんてダメ出しに1時間半ですから。それだけ、自分の作品を愛し、より良い形でご覧にいれたい、まさに職人気質であります。

 今回、原則的にカーテンコールは無しにしていたのですが、「鼠小僧」では自然発生のカーテンコールが一度。それと「鼠小僧」当日のクリスマスイブ、あと千秋楽にいたしました。千秋楽のカーテンコール終了時に野田さんが「僕はこの舞台上から歌舞伎座見るの最後だ」と、目を赤くなさっていたのが印象的でした。

 「りびんぐでっど」は昼夜の間が短かかったこともあり千秋楽の一度だけでした。
ここでは亀蔵さんの涙が感激的でした。

 歌舞伎はなんとなく主役主体になりがちですが、
この二作品は一座全員で丁寧にこしらえた宝物のような気がいたしました。

 今回、このお二人を器用した松竹プロデューサーの英断。
頑張って推し進めた勘三郎兄さんの心意気にただただ脱帽いたします。

 この公演に参加できて幸せでした。

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年12月9日

 たいへんに更新が遅くなって申し訳ありません。

 ハードなお稽古を乗りきり、どうにか初日が開いて、一週間ほどになりました。

 予想はしておりましたが、「野崎村」「身替座禅」「引窓」。新作舞踊の「雪傾城」。…はある程度予想できる稽古時間ですが、「鼠小僧」は再演ながら熱っぽい演出の野田さんのこと、芝居自体の時間はだいたい決まっておりますが、以前よりもより完成度の高い作品に仕上げるための稽古時間をとりました。

 そして、宮藤さんの「大江戸りびんぐでっど」は、まったくの未知数。
確かに11月7日から有明の倉庫で稽古はしておりましたが、現実的な問題が山積で…
1.ゾンビのこしらえをして、ハケン節が踊れるのか?
2.実際に指定された場所から出入りできるものなのか?
3.事前にこしらえた照明でゾンビがゾンビらしく見えるか?
などなど…

 予想通り初日前三日間は深夜まで稽古が続き、どうにかこうにか初日を迎えました。

 さて昼の部の「野崎村」ですが前回国立劇場で勤めた時は、学生の為の「歌舞伎鑑賞教室」ということもあり、なるべく理解していただけるように、なにごとも派手に勤めましたが、今回はお光の心を内面から表現してみるつもりで演じております。幕切れだけは、六代目菊五郎おじさまの形を用いましたが、あとはなるべく曾祖父が残した「歌舞伎の型」に忠実に勤めております。

 …とはいうものの初日はドキドキドキドキ。はたしてクドカンさんの世界が歌舞伎ファンに受け入れていただけるのか?やってることがウケるか?クドカンさんのメッセージがお客様に届くか?久しぶりに緊張、緊張、大緊張でした。

 オープニングの亀蔵さんのイルカと染五郎さんのカメレオン。そして特殊メーク、フルフェイスのゾンビ。
 クドカンさんの軽妙なセリフのキャッチボール。そしてギャグ。
 みんな必死にクドカンさんの世界を演じました。きっと賛否両論あると思いますが、皆さんの感想をうかがいたいです。

喜瀬川 手拭い  ちなみに私の喜瀬川。元海女だった女郎ということで、身投げから助かった後の「はけん屋」のカツラは、サザエさんの前髪に、カツオの櫛、ワカメのすが糸をかけてみました。
 衣裳は緋の長襦袢に貝づくしの掛けを着てみました。女郎なので本来、素足なんですが、ちょっと野暮ったく赤のベッチンの足袋をはいてみました。四十郎さん(三津五郎さん)の汗をふくのと、はけん屋の出にかぶってくる手拭いは、野田さんの柄にクドカンさんの名前を入れて染めたものです。


 今はだいたい1時間37分ぐらいの上演時間ですが、この時間内に亀蔵さんは4回もお化粧をし直しています。彼なしにはこの芝居はできないのではないでしょうか?

 さて夜の部は「引窓」に続いて「雪傾城」です。
父が「この歌舞伎座でぜひ孫達と踊りたい」というところから、もともと三代目歌右衛門がこしらえたものを下地に川崎哲男先生が書き換えてくださいました。中村座で初芝居に雪にまつわる狂言を出すことになり、悩む若い役者(勘太郎)と恋人(七之助)が雪の中をいろいろ考えながら登場する設定です。本舞台に来ると三つの雪だるまが割れて、成駒屋ゆかりの供奴(国生)、景清(宗生)そして雪傾城の禿(宜生)が登場してそれぞれ踊り、大太鼓のドロで雪傾城の父と新造の児太郎がセリ上がります。それぞれ踊り、若い役者に踊りの心を伝授し、皆総踊りになりめでたく幕、と云う設定です。
じじバカと言われてしまいそうなのですが、六人の男の孫と踊れる父は本当に、本当に、幸せだと思います。皆様も応用にご見物いただけたら幸いです。

 そして「鼠小僧」。初演よりのバージョンアップを目指して、野田さんの厳しいお稽古は、細部にいたるまで事細かくダメ出しの嵐が吹き荒れました(初日から一週間経った今でさえ、その嵐は吹き続けております)。やっぱり野田さんはすごい!

 クドカンさんも変?なぜか謝ってばっかりいるのです。口癖が「すいません」。なんですが、しっかりダメは出る。

 これから古典にも演出家がいるかも…と真剣に考えております。

 クドカンも野田秀樹も野崎村も身替座禅も雪傾城も、み〜んな歌舞伎なんですね。

(12月8日 記)
九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年11月26日

 寒暖の差が激しい上に、花粉がひどくてかなりダウンしています。

 おかげさまで、歌舞伎座11月公演千秋楽を迎えさせていただきました。

 おかるは、昭和57年9月の新橋演舞場で、団十郎兄さんの座頭で、当時の勘九郎さん、八十助さんたちと「仮名手本忠臣蔵」を通しで上演し、歌右衛門に初めて手取り足取り教わった思い出深いこの役、さよなら歌舞伎座公演で勤めさせていただく幸せを毎日噛みしめながら勤めておりました。

 昨日の千秋楽には「これでこの歌舞伎座で最後のおかる」と思うと胸が締め付けられる思いでした。

 今月は松嶋屋の兄さん、高麗屋の兄さんにもいろいろ注意をしていただき、ただただ感謝であります。

 本当に楽しかったです。

 名古屋・御園座から50回公演でしたが、大好きな役のうえに完成度の高いお役で、飽きるどころか毎日毎日新しい発見がありました。

 応援ありがとうございました。

稽古場1 稽古場2 稽古場3  今月は途中から、芝居前、終演後に宮藤官九郎さん作・演出「大江戸りびんぐでっど」と野田秀樹さん作・演出「鼠小僧」の稽古が有明物流センターと言う倉庫で稽古があって、クタクタでありました。

 しかし新しいお芝居を創るためには長期の稽古の中から新しいものが発見されていくので稽古は必要不可欠であります。

 「りびんぐでっど」は宮藤ワールドでご覧になって、絶対おもしろいと思います。野田ワールドも再演で新しい趣向を随所にちりばめて年末には最高です。

 しっかりと古典の「野崎村」も勤めますし、「じじバカ」かもしれませんが、夜の部では、父が孫を引き連れて「雪傾城」を勤めます。児太郎も出演いたしておりますので、ぜひ応援に来てくださいませ。

 さぁ、お稽古行ってまいります。

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年11月13日

 昨日までの異常な暑さから、今日はうってかわっての冷たい雨。
 相変わらずインフルエンザが猛威をふるっているようです、皆様もくれぐれもお風邪など召しませぬように。

 7日から来月の宮藤官九郎さん作・演出「大江戸りびんぐでっど」のお稽古が始まりました。

 「舞台原寸大の稽古場で稽古を」と云うことで有明にある物流センターという、稽古場と云うより倉庫で稽古しております。

 実は7日稽古初日が本読みで稽古割りがきたのですが…。
稽古初日、初めての稽古場と云うこともあって、4時スタートの稽古の1時間前に到着!しかし真っ暗で、倉庫から荷物の出し入れしているだけなんですよ。

 建物はAからF棟まであるのですが、BかD棟の「三階」ってことだけ理解していました。隣接しているB棟の「三階」にあの倉庫独特の「ブイ〜〜ン」って、でかくてゆっくりなエレベーターで上がったのであります。

 「ヤッター!たくさんの人達がいる。」
ホッといたしましてエレベーターを降りたのはよかったのですが、落ち着いてまわりをよく見たら知ってる顔が皆無。皆さん運動会座りしていて、奥のほうで番号呼ばれると「ハイッ」と良い声で荷物運搬開始。

 「これは荷物運搬のバイトちゃんだ!」と気づいた時には、無情にも運搬用のエレベーターはゆっくり階下へ降りていくところでした。私は運動会座りしているバイト君達の「なんだコイツ!!」目線を避けて、ただただその場で回っておりました。
 やっとエレベーターが戻ってきてくれて、バイト君達の健闘を祈りつつその階を後にいたしました。

 で、今度は慎重にD棟の「三階」へ。…扉が上に「ブエ〜ン」と開いたら、稽古場の様相は呈しているのですが真っ暗の無人状態。この時点で4時。

 いや〜な予感を感じつつ、松竹演劇部に電話を入れましたら、実に爽やかなお声で「今日の稽古場は東劇稽古場です!!

 無人の倉庫に立ち尽くす私。

 それからタクシーを拾うべく道に出たけど、来ない、来ない。

 やっとタクシーを拾って東劇稽古場に着いたのが4時半。結局、自分の出番が来る前に歌舞伎座楽屋入りの時間。

 有明まで行ったのはなんだったんだろう?

(11月11日 記)
九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年11月11日

 先日、宮藤官九郎さん作の「印獸」に行ってまいりました。

「ねずみの三銃士」のプレゼンで三田佳子さんがゲスト出演、アンダー初挑戦だそうです。
 大女優をめぐって生瀬さん、古田さん、池田さんがそれぞれのキャラクターを発揮して楽しかったです。
 三田さんの大健闘も最高でした。
 パルコ劇場に「佳子ちゃんが・・・」なんておじ様佳子ファンと若い方が混じって、客席の雰囲気も楽しかったですわ。

 きのうは、パブリックシアターでシス・カンパニー公演「バンデランス憂鬱な珈琲」を見てまいりました。
 近来見た芝居で最高の喜劇。本当に、本当に面白かった。福田雄一さん作、そしてマギーさんの作・演出。
 出演は、堤真一さん、小池栄子さん、高橋克実さん、高橋由美子さん、村杉蝉之介さん、中村倫也くん、そして段田安則さん。

 とにかくおもしろいから、だまされたと思って見に行ってみてくださいませ。

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年11月4日その2

 急に寒くなりましたね。お風邪など召しませぬように。

 昨日、仁左衛門兄さんの楽屋にご挨拶にうかがったら「栄ちゃん、受章したんか?」と聞かれて「えっ?」

 あわてて新聞を見ましたら、確かに「中村栄一」←私の本名。その後を読んだら東京大学教授。ちょっと違いましたね。

 今日も頑張ってまいります。

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年11月4日その1

 突然の大寒波。皆様、お風邪など召していらっしゃいませんでしょうか?

 《嬉しいお話》公私ともに大好きな、中島みゆきさんが紫綬褒章を受章なさって「棚から本鮪」の喜びを発表なさいました。

 心からお祝い申し上げます。
私はお化粧の時、音楽を聞いて集中するタイプで、みゆきさんの曲がもっとも多いです。

 話しはそれますが、今は青山テルマさんにはまっております。あとは林檎さん。チャラさん、COCCOさん…ビートルズの曲を日本人アーティストがカバーしたアルバムも超素敵でした。

 なにか素敵なアルバムがあったら教えてくださいね。

(11月3日 記)
九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年11月2日その2

挙式  去る10月28日にテレビ・新聞等でお聞き及びのとおり、甥の勘太郎と前田愛ちゃんの結婚式・披露宴がホテルオークラで行われました。披露宴には600人を超える方々が若い二人の門出を祝ってくださいました。

 終始和やかなパーティーで本当に二人の人柄の良さが皆様に愛されているのだと感激いたしました。

挙式  実はその3日前の25日、勘太郎母校の青山学院のチャペルでも、二人は結婚式を挙げました。児太郎が七之助等とブライダルメイドを勤めました。新婦・愛ちゃんの投げたブーケトスを、な・な・なんとウチの娘の佳奈がキャッチいたしました。父はドキドキであります。









仮装  その3日後、10月31日勘太郎の誕生日に親しい友人や若手の役者衆による、ウェディング×ハロウィン仮装パーティーがありまして、手前どもの福太郎がアフリカの民族衣装で見事グランプリ。韓国旅行をゲットいたしました。
バカですね〜。



九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年11月2日その1

 いよいよ現歌舞伎座では最後の通し狂言「仮名手本忠臣蔵」が開幕いたしました。

 そこで、七段目のおかるを勤めさせていただきます。一口に「忠臣蔵」と言いましても遣り方は役者によって千差万別で、私は、名古屋・御園座と二ヶ月連続のおかるなのですが、由良之助が団十郎兄さんから仁左衛門兄さん、平右衛門が橋之助から高麗屋の兄さんに変わると、七段目のお芝居自体の雰囲気もガラッと変わって、とても新鮮です。

 熱血漢の兄ちゃんから、優しいお兄さん。

 江戸前から本業主体の関西風の由良之助。

 こんなに素晴らしい環境でお芝居できることは、役者冥利につきます。

 歌舞伎座最後の忠臣蔵。役者も皆、相当気合いが入っております。ぜひ応援に来てください。

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年10月27日

近影  本当に「台風一過」とはよく言ったもので、気持ちの良いお天気になりました。

 皆様いかがお過ごしでしょうか?

 昨日は歌舞伎座で「能と歌舞伎」と題した会で、玉三郎兄さんと「二人汐汲」を踊ってまいりました。

 あいにくのお天気と高額のお切符にも関わらず、満員のお客様で心から御礼申し上げます。

 玉三郎兄さんとはちょうど10歳違いで…玉三郎兄さんの5歳年下が勘三郎兄さん、私の5歳年下が橋之助であります…なにかにつけて相談にのっていただく、大切な先輩です。

 一緒に踊っていても、「打てや響け」で、本当に楽しいです。

 幕が開いてセリ上がりするのですが、スタンバイ中「本当に歌舞伎座がなくなってしまうんですね」と申し上げると「夏過ぎたら急に寂しくなったね。あと半年、大事に勤めようね」とお話しいただき、なにやら胸が詰まる思いがして、あらたに気合いを入れ直しました。

 二ヶ月続けての七段目ですが、毎日、大切に心を込めて勤めますので、歌舞伎座最後の「忠臣蔵」。ぜひ見に来てくださいませ。

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年10月26日

 おかげさまで本日無事に御園座顔見世公演千秋楽を終えて、ただいま帰京する新幹線の車内であります。
 御園座の顔見世も入口にまねきが出ます。なんか嬉しいですね。

 これから歌舞伎座で明日の「二人汐汲」の舞台稽古であります。

 かなりハードなスケジュールです。

(10月25日 記)
九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年10月21日その2

 皆様いかがお過ごしでしょうか?

 名古屋は爽やかな秋晴れですが、気温は低く肌寒いです。

 東京からも応援に来てくださっている方も多く、感謝!感謝!であります。

茶話会  今日は名古屋のお客さまとの二度目の茶話会があります。こちらでしかお目にかかれない方が多いので、嬉しいかぎりです。

 今、「大序」の顔世御前で入ってきたところです。「四段目」は仏事なので、ぼかしなど控えるお約束なのでここで、お化粧しかえます。

 今日、三階は女子高生の貸し切りですが、たいへんに一生懸命見てくれています。

 ではお化粧しかえます。

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年10月21日その1

 皆様、いかがお過ごしでしょうか?  名古屋・御園座公演もあと一週間になりました。

 名古屋は黄砂が飛んでいて、黄色い曇り空です。

 昨晩は慰労を兼ねて御園座の長谷川社長とのお食事会でした。団十郎兄さん、仁左衛門兄さん始め、主だった役者が集まって楽しいひとときでありました。

 20日の声を聞いて皆さん来月公演に備えるのを横目に「今月はセリフも覚えなくて済む」なんて喜んでおりましたが、千秋楽の翌日は歌舞伎座で玉三郎兄さんと「二人汐汲」を踊りますので、目下勉強中です。

 名古屋の夜は秋が駆け抜けて、急に冬になったように寒いです。

 皆様もお風邪など召しませぬように。

(10月20日 記)
九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年10月13日その2

 名古屋は朝晩すっかり寒くなりました。皆様、お風邪などめしていらっしゃいませんか?

 今月はひたすらホテルと御園座の往復で、夜はジムで走ったり、読書したりほとんど引きこもり生活をいたしております。

 が、昨晩、大谷桂三さんのご一家とお食事しました。2歳3ヶ月と1歳3ヶ月の坊やの年子で大騒ぎでした。奥様、偉い!「母強し」ですね。お二人連れて名古屋までみえただけでも拍手であります。久しぶりに小さいお友達と遊べて楽しかったです。

 御園座もクチコミ、新聞評などで、お客様も右肩上がりで嬉しいかぎりです。

 秋晴れで気持ちいいのですが、花粉飛んでませんか?

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年10月13日その1

 台風が去り爽やかな秋晴れになりました、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 初日前に「彌十郎さんが体調を崩しお稽古をお休みなさって」と書いてそのままになっており、お問い合わせをいただいて申し訳ありません。初日から元気に出演なさっています。大事を取って、団十郎兄さんのおすすめで「討ち入り」の小林平八郎だけ男女蔵さんが代役しています。一過性のものでもうピンピンしています。

 残念ながら昨日、阪神がヤクルトに敗れ、クライマックスシリーズ進出できませんでした。なんでも新悟くんがヤクルトファンだそうで、高師直に習って、ビシバシ意地悪しておきますね。

 今日から三連休なんですね。客席もいっぱいで嬉しいかぎりです。

 しかし役者は丈夫で、誰もインフルエンザにかかってません、まぁ何より健康第一です。

(10月10日 記)
九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年10月8日その2

 皆様、台風の被害はございませんでしたでしょうか?
名古屋は夜中から朝方にかけてすごい風雨で、窓を叩く雨音でなかなか寝付けませんでした。

 台風一過。と云うほどでもありませんが、楽屋入りする9時半頃には曇天になっており、お客様にもご迷惑がかからず、ヤレヤレと胸を撫で下ろして楽屋入りしました。

 が、楽屋があわただしい?御園座雨漏りであります。道具はもちろん、花道の外側の客席には水溜まりが。じょうしき(御殿の畳)、地がすり(茶色の舞台にひく布)はびしょびしょ。奈落にいたっては池であります。照明の操作盤も水をかぶってしまいました。
 でも劇場スタッフ一同の必死の復旧作業で、10分遅れで開演いたしました。

 台風の影響でいらっしゃれないお客様もいるようで、いつもよりだいぶ少ない客席ですが、お客様は優しい。一生懸命拍手してくださって、たくさん力をいただいています。

 皆様も充分注意してくださいませね。

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年10月8日その1

 名古屋は秋晴れです。皆様いかがお過ごしでしょうか?

 今日、無事に初日が開きました。

 大序は荘厳な雰囲気でやっぱり素敵です。

 四段目は団十郎兄さんのオーラの泉全開で…素晴らしいです。

 七段目は久しぶりに橋之助と掛け合いで楽しいです。

 しかし、御園座、切符代2万3千円はちょっとお高いですね。昼夜見たら4万6千円です。名古屋のお客様にもたくさん見て頂きたいのですが、お薦めづらいと思うこともしばしばです。

(10月1日 記)
九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年9月29日

 九月公演千秋楽翌日から名古屋10月顔見世公演「仮名手本忠臣蔵」の稽古が始まり、今日はすでに御園座で舞台稽古であります。

 昨日、顔寄せ(スタッフ・役者が一同に集って狂言を改めて読み上げ、手締めをして興行の成功を祈る行事)で御園座・長谷川社長(御園座創設者・長谷川栄一氏のお孫さん、三代目です)から「御園座での忠臣蔵の通し上演は43年ぶり」とのお話をいただき、団十郎兄さん・仁左衛門兄さん始め役者一同結束を固めました。
 ただ弥十郎さんが体調を崩され稽古をお休みされたのが心配です。

 顔寄せに続いて五・六段目の稽古。仁左衛門兄さんの勘平さん、素敵ですよ。
 次に四段目。団十郎兄さん、カッコ良すぎ。

 さて私はと云いますと、顔世御前は24歳の時に中日まで勤めたきりでまだ一興行やってないんです。
 おかるは、初めて歌右衛門叔父に教わった役でとても大切な役です。今回六回目、来月七回目なんですが、そのたびに、兄・平右衛門が違う方で…初演が三津五郎さん(当時八十助)、吉右衛門兄さん、段四郎兄さん、仁左衛門兄さん、富十郎兄さんそして今月が橋之助、来月が幸四郎兄さんとです。

 今、大序の総ざらい(舞台稽古前の最終稽古。ここで始めて柝やつけがはいります)が終わったところです。口上人形のくだりからちゃんと通して、改めて「忠臣蔵」の狂言の大事さ、重さを実感しました。

 では四段目の舞台稽古してまいります。

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年9月28日その2

左手  本日めでたく千秋楽をむかえることができました。
皆さまの応援のおかげと感謝しております。

 人形振りについてお話したいと思います。「魁玉夜話」に記されているとおり、五世歌右衛門は「人間が人形のふりをするのはおかしい。人間の体で表現すべし」と人形振りには批判的であったようです。が、若い頃は自分も演じていたようです。
 お七は祖父・五世福助、六世歌右衛門、父と演じてきて、私も20代で初演させていただきました。

 成駒屋で櫓だけだす時は「松竹梅雪曙」と云う外題でかけますが、今回は前段に「お土砂」がありますので、この外題で勤めております。本来、「お土砂」と「櫓」は全く別の芝居です。

 さて、人形振りですが、これはあくまで文楽人形でマリオネット…操り人形ではありませんので、手は脇から後見が動かしているように、あまり揺らしたりいたしません。元来、文楽人形の女形には足がありませんので、裾先に紐をつけて足が裾に隠れて見えないように縛っておきます。手も袖口に紐で輪を作り親指を入れて袖がまくれないようにしておきます。あくまで文楽人形の体ですから、手は写真のように文楽人形を意識して関節を曲げておきます。そこから三段階に指を曲げて人形を表現します。先ほど申し上げた通り、足がありませんので、スタンスはなるべく狭く上半身を左右に振って人形らしくします。文楽は人形を人間らしくみせますが、人形振りは人形を強調するように教わりました。なんといっても辛いのが瞬きを我慢することです。私は舞台上でコンタクトレンズを使用しているので、拵えしている時に目薬をさしています。
 余談ですが、以前、玉三郎兄さんが「お三輪の道行を人形振りでやりたい」とおっしゃって、勘三郎兄さんの求女、私の橘姫で、三人で人形振りで踊ったことがあります。(玉三郎兄さんは足は親指を紐で縛るのではなく、赤い足袋をはいて足首をゴムで止めていらっしゃいました)
その時、私は妙な手の挙げ方をしてしまったのか、踊っている途中で右肩を脱臼してしまいました。確かに覚え書きには「肩が抜けるような感じで腕挙げるべし」のようなことがありますが、本当に脱臼したのは私ぐらいでしょうか。

 ラスト一回、脱臼しないように勤めてまいります。

(9月26日 記)
九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年9月28日その1

 十数年ぶりの「邦楽ジョッキー」とても懐かしく楽しかったです。松也くんもソフト+甘い声で語り口調も素敵でした。ぜひ応援してあげてください。

 ラジオ収録を済ませて、天王洲アイル・銀河劇場に「ネジと紙幣」を見に行ってきました。近松の「油地獄」を題材に倉持裕さん作・演出で森山未来さん、ともさかりえさん、満島ひかりさん等の出演でした。

 救いがないお芝居でした。難しいです。アンサンブルも統一性がなくて…なにを訴えたいのか分かりにくかったです。島次郎さんの美術は相変わらず秀逸でした。

 さあ、歌舞伎座もあと1日。翌日から名古屋公演の稽古で、来週はもう初日です。

頑張ります。

(9月25日 記)
九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年9月25日

 シルバーウィークが開け、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 10月名古屋公演を前に、バタバタと用事を済ませております。

 来年の3月にフランスでクローデルの「女と影」をやりたくて、昨日、フランス大使館に援助のお願いに伺ってきました。大使館に直接、お願いにうかがうのは初めてだったので緊張いたしました。応対に出てくださった外交官はジェントルマンでたいへんに協力的なお言葉をいただきました。実現の折りは、皆さま、是非とも花のパリへご一緒いたしましょう。

 今日も秋晴れで気持ちがいいですね。

 これから、NHKに「邦楽ジョッキー」の収録に行ってまいります。

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年9月24日その3

世間って今日もお休みなんですよね???

決められた休日も休まず働く非国民めにございます。

今日は新宿・紀伊國屋ホールに「虹色唱歌」を見てきました。大好きな土居裕子さんが出演されていて、ほのぼのとした作品で楽しかったです。

お芝居終了後、新宿の街に出て、あまりの人出に休日を実感しました。

おかげさまで歌舞伎座も満員御礼でありがたいかぎりです。

(9月22日 記)

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年9月24日その2

シルバーウィーク!皆様はいかがお過ごしでしょうか?

おかげさまで父が歌舞伎座復帰いたしました。代役の大役から解放され、翼がはえて、二日間お芝居見物してまいりました。

おとといは、シアタートラムに松尾スズキさん主催、作・演出の「サッちゃんの明日」に行ってきました。松尾ワールド炸裂で楽しかったです。鈴木蘭々さんよかったよ。宮藤官九郎さんも出演なさっていて、歌舞伎のシナリオも書いてくだされば嬉しいですね。

で、昨日は下北沢・本多劇場にG2さんプロデュースのお芝居を拝見してきました。佐藤アツヒロさん、田中美里さん、福田転球さん始め手強い役者さんばかりで、休憩なしの2時間20分全然飽きずに拝見しました。G2さんおもしろい。

偶然2作とも麻薬と関わりのある作品で、いろいろ考えてしまいました。

皆さんのお芝居拝見してたくさんパワーをいただいてきました。

今日も頑張りましょう!

(9月21日 記)

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年9月24日その1

台風はそれたはずなのにムシムシする陽気で、今日も舞台は暑かったです。

今日、昼の部、慶応中等部の皆さんが見に来てくださいました。今日も父の代役で「お祭り」を勤めさせていただいたのですが、皆さん楽しそうにご見物いただき本当に嬉しかったです。ぜひ、また歌舞伎見に来てくださいね。

皆様にご迷惑とご心配をおかけしましたが、19日から父が復帰いたすことになりました。なんといっても81歳。優しい目で応援してくださいませ。

(9月18日 記)

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年9月18日

 皆様いかがお過ごしでしょうか?

 父はまだなんとなく体調がはっきりせず、今日も代役させていただきます。

 さて、この度尾上松也さんがMCを努めている「邦楽ジョッキー」にゲスト出演する事になり25日に収録があります。実は、もう20年前ぐらいになるのかなぁ、「邦楽ジョッキー」のMCやっていたんですよ。
 それで昨日はその録音収録の打ち合わせに放送作家の先生とディレクターがみえたのですが、その放送作家の東先生が私の時に本を作ってくださっていた先生で、感激のご対面をいたしました。楽しくなりそうなので、ぜひ聞いてくださいね。

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年9月17日

 楽屋の風景です。

 たくさんのお花に囲まれて本当に幸せです。

下足箱  黒い鏡台が現在、私が使っている鏡台で五世福助が使っていたもので、ひきてや鏡のあしらいに、福助の代え紋の裏梅が施されています。











着到板 茶の鏡台が、現在、父が使っている鏡台です。これは五世歌右衛門が晩年使っていたもので、素晴らしいものです。











楽屋の暖簾 今月の床の間には五世福助の「雀」と「梅」の掛け軸を下げています。











 今日も湿気があって舞台は暑かったです。

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年9月16日

 父の代役は共演者皆さんのおかげ、ご見物いづれも様の暖かい励ましでなんとか幕を閉めることができました。

「お祭り」が開演して揚げ幕でスタンバイしておりまして、まさに心臓が口から出てしまいそうに緊張いたしました。花道を歩いているあたりでようよう落ち着きまして青息吐息でございました。

 終演後、実家に寄りましたが、父は38℃ほど熱があって寝ておりました。皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ございません。

 今日、嬉しいことがありました。「お土砂」で吉之助さんがご飯を食べるシーンで「永谷園のお茶漬け…」と入れごとをしているのですが、永谷園さんの関係者がご覧になっていて、たいへん喜ばれて、楽屋見舞いに永谷園さんのお品物をたくさん差し入れてくださいました。あまりのおシャレなおはからいに吉右衛門兄さん始め出演者一同大喜びでした。

 ありがとうございました。

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年9月15日その2

2〜3日前から体調が思わしくなかった父が昨晩38℃の熱が出て本日休演、急遽代役することになりました。たいへんだ。

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年9月15日その1

 今日はお仕事で津川雅彦さんと中村梅雀さんにおめにかかりました。津川さんカッコいい!男の色気を感じます。お年召されてますますムンムンって感じです。

 梅雀さんも素敵なお人柄でどんどんお話に引き込まれてしまいました。

 こんなお二人とお仕事できたら幸せなのになぁ。

(9月14日 記)

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年9月14日その3

 きのう、今日と秋晴れで気持ちがいいですね。

下足箱  歌舞伎座楽屋紹介編です。楽屋入口をはいると、口番さんという人がいてそれぞれの下足番をしてくれています。写真のように下足箱に名前があって、靴と部屋草履をかえてくれます。




着到板 次に頭取さんがいてその前に着到板があって楽屋入りすると自分の名前のところに印を差します。つまりタイムカードですかね。





楽屋の暖簾 今月は父と一階の楽屋に入っています。暖簾は原則的に先輩俳優がだします。

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年9月14日その2

お七ちゃん  今日は突然の大雨のせいか?すごい湿気で、お人形さんのお七ちゃんも大汗でした。











ダイバー 「ダイバー」見てきました。野田秀樹さん・大竹しのぶさんで池袋・芸術劇場です。作調に田中傳左衛門くんを配して、源氏物語をベースに野田ワールドが展開されていきます。とにかく大竹しのぶさん、素晴らしかった。彼女しかできないね、この役。たった四人で一時間半、息もつかさぬ演出にただただ感服いたしました。

 終演後、楽屋に野田さんを訪ねたら「ウチの子、天才で三ヶ月でもう寝返りうつんだよ。未来はプロゴルファーにしようと思ってるんだ。」と微笑ましい親バカぶりを披露していらっしゃいました。

(9月12日 記)

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年9月14日その1

山車  タクシーに乗っていて、小型トラック山車見つけました。白金台辺りのお祭りだと思います。トラックの荷台にきちんと正座して太鼓を打っておりました。

(9月12日 記)

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年9月11日

 気温は低いのにじめじめとした陽気ですね。

 舞台も暑いです。

 今日はNHKに、松尾貴史さんがMCを勤める「トーキング ウィズ 松尾堂」と言うラジオの収録に行ってきました。古書から新刊まで何でも扱う「松尾堂」と言う設定で気楽に話す番組でした。私ともう一人のゲストが浅草の荒井文扇堂のご主人・荒井修さんでした。荒井さんは、勘三郎兄の中村座ニューヨーク公演にも同行して向こうで個展を開いたり、江戸の粋を知り尽くした通人です。
 扇子を通して江戸の粋を紹介した「江戸のセンス」という本を発表したばかりで、今月末から「寺子屋」と題して江戸文化・職人の幾何学などの講演会を催すそうです。
 いろんな話に花が咲いて、収録の二時間がアッというまに過ぎてしまいました。

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年9月9日

台風の影響か?頭の痛い日が続いています。

とかく「噂」には尾ひれがつくものですが、我々の幕内は特にオーバーに伝わります。どこの世界もそうですが、良い事はなかなか伝わらず、失敗、アクシデントなどは瞬時に業界を駆け巡ります。
先日、楽屋入りしますと「勘太郎さんが中村座で脊髄骨折して動けなくなった」との情報!「下手したら半身不随」…もうビックリして本人にメールしたら、すぐに返信が来て「花道で転んで、変に受け身をとってしまい、背中の筋を捻挫した」とのこと。本人は痛いでしょうが、脊髄骨折でなくてホッと胸を撫で下ろしました。まったく!どういう状況で噂は広がるのでしょう?

名古屋城内で開催されている中村座。冷房の不具合で楽屋で34℃もあるそうで、勘太郎いわく「七之助のお化粧が流れてる」
もうひとつの天敵は「蚊」。お堀りから大量発生しているそうで、セリフを言っていると口に入ってしまうそうです。

ご見物にいらっしゃるお客様、暑さ対策と蚊対策を忘れずに。

でも初の名古屋公演!成功を心からお祈りしております。

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年9月8日

河西歯科 朝夕はようやく秋らしい季節になってまいりました、皆様いかがお過ごしでしょうか?

今月は夜の部の最後だけなので、メンテナンスにもいろいろ時間を使っています。銀座、ホテル西洋の裏にある河西歯科。
今は改築してしまいましたが、以前は蔦の絡まる旧館のようなたたずまいで、父も通っています。






河西歯科さて歌舞伎座舞台裏でのスタンバイ風景です。
人形振り前なので、まだ笑顔が見えます。






揚幕で早拵え前の場面が終わって揚幕で早拵えです。
人形振りのプレッシャーから表情が固くなっております。

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年9月4日

スイス人の留学生・ブリジット  この四年ぐらい夏の納涼歌舞伎の楽屋を手伝ってくれている、スイス人の留学生・ブリジットが明日帰国するので、今朝は一門引き連れ築地市場内にある大和寿司さんで送別会を催しました。

 ブリジットは市場が初めてでキョロキョロしながらいろいろ買い物していました。

 大和寿司さんは超美味しかったです。

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年9月3日

お七の人形  納涼歌舞伎の興奮さめやらぬうちに、九月公演の初日をむかえました。

 当月は夜の部の最後のみ出演で、昼間なにをしていようか当惑しています。

 お七の人形振りは久しぶりです。踊っている本人はお人形なのでなにもできません。後見の二人(今回は福太郎・福緒)と足を踏んでくれる徳松さん、口上をしてくれる東志也さんに頼りきりです。

 緊張感のただよう?初日メーク風景です。

九代目中村福助

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福助気ままに語る2009年9月1日

舞台稽古  歌舞伎座でお稽古中です。写真は、「時今他桔梗旗揚」の舞台稽古、待機中の大道具さん達です。

 今月は歌舞伎座の舞台裏を取材します。

 台風が接近しているようなので、皆さんくれぐれも気をつけてください。

(8月31日 記)

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